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MR.BRAIN

第5話

表紙







先週の事件の続き


5-1








先週の最後のエンディングは音楽も含め、
かなりサスペンスタッチになっていましたけども、
予想通りのドミラレが音名で「ハホイニ」で、
漢字で八木 仁となって、犯人だね。
実にそのままになりましたが、
ここで再び神経衰弱をする。
小雪がゲストのときと同じく、
何だか無理やりな賭けをしたような気がする。
だって、あんな大きな楽譜。
なくなったら、一目瞭然で分かるから
逆に置いておこうみたいなことになるんじゃないの。
まあ、物語に水を差すのはやめまして、
そんなことで八木(東儀秀樹)が犯人。

5-3







香川照之の野獣のような眼つきと、
ふわふわ浮いたオトボケの水嶋ヒロ
いなければ、この作品は微妙な気がする。
ともかく、八木の自供を取るために話をする。
ここで再登場したのが神経衰弱。
おいおい。
この場面で丹原&リンダくんコンビが燃える。
ゲームが終わって室内に戻ってきたときの白々しさ。
笑える。
素人の白々しい演技を逆にうまくこなしている。
「私たちもやるんですかあ?」
「やれやれどうしてそんな面倒なことを」
「あー!! 楽譜が一枚なくなってる!!」
完全なる棒読み演技をわざとしているのがいい。
特に香川さんは木村拓哉がメインで写っている間も、
淀みなく視線を合わせていて、今回もさすが。
それにしても東儀さん、力みすぎですよ。
セリフが慣れてない感じでしたし。
雅楽の貴公子ですから、その辺は気にせず行きましょ。

5-8







ということで、姉・純(木村多江)は無罪放免。
すっかり弟が殺したものと思い込んで、
彼をかばうために犯人に成りすました。
さて、その八木が弟(佐藤 健)の楽譜を手に入れて、
自分の曲にしていた理由は姉との取引で、
姉は人相の悪いとある男(デビット伊東)を殺したと言い出す。
それを秘密にする代わりに楽譜を渡していたと。
そのある男こそ、5年前の7月に起こった強盗殺人犯。
白骨死体となって発見された男である。
同じ事件にこちらの白骨化した遺体まで絡めちゃって、
つまりは二つの事件が重なっていたわけで。

だが、その自供も翻される。
香川さんが何故かチラリと舌を出して、
写真を見た後、一回ニヤッと笑って、
「石崎をやったのは・・・まさるさんですよね」
と、問い詰めるのだが、
深い眠りについている猫が舌を出していることがあるが、
そんな感じでチラリとのぞかせた舌と、
真剣な場面で一瞬ニヤッとむちゃくちゃ笑窪を刻んだのが、
本当に香川さんらしい、他の人にはできない、
演技の作りこみ・・・いや、たぶん本能的に出てるんでしょうね。
凄いなあ。さすがです。
そのシーンのあとに、木村拓哉が記憶についていいは話をする。
人間の本能や情動の重要な部分をつかさどる大脳辺縁系の話。
生物の授業でやった、やったと懐かしく思った。

5-5








記憶を保つことができない弟は突然侵入した強盗殺人犯から
姉を守るために背後から殴りつけて殺したのである。
まあ、そんなことで、わざわざ持ち越した二つの事件は
わずか20分程度で片付いてしまった。
てっきり、白骨化死体はこの後に登場する仲間由紀恵
絡んでいくのかなと勝手に思っていただけに、
これは勝手な話ですが、ガクッと来てしまった。
こんな結末だったら、先週だけでよかったんじゃないの。
それからこのいい話をしている木村拓哉さんですが、
彼がいつものザ・キムタクスタイルで話をしている間、
その姿が際立って見えるのですが、
逆に木村多江さんや香川さんたちの空気から
浮いてしまっているようにも見えた。


後半の事件へ

まず、仲間由紀恵の登場シーンが意味分からん。
檻のような暗いところから外界へ出て行く。
何でそんなとこにいたんだ?
隔離病棟から解放されたような感じだが、
誰が解放したのか、自力で出たのか、
全くよく分からないが、
結果的に殺人事件が起こる。
両足を撃って、左手の手のひらを撃ち抜いた上に、
背中を撃って、頭を撃っているなんて、
こんな残虐な反抗をするような危険人物を
野放しにしたのは誰?
とにかく謎めいている女性だ。

5-9








ともあれ、現場を見極めるいつものコンビ。
死体には毛布がかけられ、
殺害の後で弁当を食している形跡。
「45口径ですね」
息をのむように、眼をひん剥いて、水嶋ヒロくんがわざわざ英訳する。
「フォーティーファイブ」
銃携帯と知って恐怖を感じる林田(水嶋ヒロ)は
事件の捜査からはずしてもらうために嘘をつく。
ここで以前の脳科学が活きる。
人はウソをつくときに上目遣いになる。
水嶋ヒロくんが分かりやすいほどに、上を見る。
じらっとした丹原(香川照之)の眼がそれを見逃すわけがない。

科警研の人たちの講演は大好評のよう!?
ともかく、ここでもまたザ・キムタクスタイル
やりたい放題な気がしますが、仕方ないか。
ここは九十九を演じているというよりも、
完全に木村拓哉そのものというか。
科学者というより、歌うためにステージに立って、
踊っているお兄さんという感じであって、
木村拓哉のファンイベントを見ているようだった。

5








ともあれ、このシーンで言いたかったことは
人間は文字よりも色覚を優先的に判断する
ということを証明する実験が行われる。
まず、甲高いその笑い声をやめて欲しい。
それから、ここで挿入されたアニメーションもやめて欲しい。
ウザい・・・個人的にそう思うのであります、はい。
ただ、術中にはめられてしまった由里(綾瀬はるか)は
とっても面白い。
鼻から何度も息を吸い込んで、
「どういうことですか? どういうことですか?」と、
九十九(木村拓哉)に詰め寄る。
実験台にされて完全に爆発しちゃった由里ちゃん。いいねえ。

その合間に挿入される仲間由紀恵
本当に不可思議というか、
ミステリアスな印象を植え付けている。
彼女が来週にかけて、この役をやりこなしたら、
これは新境地を開拓するというか、
かなり面白いことになるかもしれない。
誰に電話していたのかも気になるし。

5-10







さて、事件現場に残された指紋などから
犯人と思われる人間が割り出される。
15年前の誘拐事件で死んだと思われていた
秋吉かな子の指紋と一致し、
死んだはずの少女が容疑者となる。
そして、被害者はかつての恩師だったのだ。
こうして、不可解な事件は科警研に協力要請。
ここで弁当を食べたことに食いついた九十九。
これを振り払おうとする丹原(香川照之)。
右手の握りこぶしが何度も空気に撃ちつけられ、
おまけにキムタクに口をふさがれ、
香川さんは押さえつけられてしまった。

こうして、科警研のそれぞれの専門家たちが
打ち出していった結果が行動科学担当の
浪越(井坂俊哉)の元に寄せられる。
それが何よりも、バラバラで辻褄の合わない行動。
でも、現場の痕跡は全て同一人物を示す。
複数犯の可能性は全くないのだが、
ともかく、事件の再現を行う時、
由里(綾瀬はるか)に演技指導するキムタクの
見本演技が大げさなのがまたウザい。
そういうところだから仕方ないんですが、きつかった。

5-11








15年前の誘拐事件。1994年6月6日。
秋吉かな子ちゃん。
当時の事件の記録を元に、現在の声や容貌が割り出され、
それが仲間由紀恵なのである。
そして、そのエンディングで第二の殺人が起こる。
そのピストルを撃つ前の仲間由紀恵の
狂気に満ちた笑顔と冷ややかな流し目が
ゾゾッとしたし、血まみれの彼女を見れただけでも、
今回はかなりの収穫であった。
乱暴な彼女は『ごくせん』で散々見てきたし、
おとなしい彼女は『ありふれた奇跡』とかでもあった。
そうでないものを期待する。
ただ乱暴じゃない、もうひと声が欲しい。

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